先日のおかしやさんで、
お客さまにマフィンについて質問されました。

うちに来てくれるお客さんのなかには、
「私もお菓子作りが趣味です!」とか「パン教室行ってます!」なんていう方がいて、
話しかけてくださるのでとてもうれしいです。
ベイクが好き!ってだけでお姉ちゃん勝手に親近感覚えちゃってます。
お、な、か、ま。

で、そのお仲間さんに
「マフィンってどのくらい膨らんでるか」というような質問をされました。
なんでも、うまいこと膨らまなくて悩むことがあるそうです。
クッキーがカリッとしないとか
スポンジがふわっとしないとか
バゲットがぼこぼこにならぬとか
クープがかっちょよく開かないとか いろいろあるよね。
ハタから見たら、充分美味しそうなのにー!って思うのですが
やっぱり自分では色々悩んで試行錯誤するもの。
その過程がまた楽しいんですよね。こんにゃろー!っていうのが
今回マフィンのことを質問してくださったのが
ずっと気になっていたので、プレーンマフィンの写真を撮ってみることにしました。

具がなにも入っていないほうが、わかりやすいですよね。
プレーンなマフィン生地、型に対してこのくらい入れます。
すべて重さを計りながら入れています。ひとつ90gくらいだったかな。
私は販売するので、大きさ(重さ)にバラツキがでないように計量するのですが、
重さが均一であったほうが、焼成時のひとつひとつの火の入り方も同じになるので、
なにかと都合がいいと思います。
まぁだいたいこのくらいを型につめて、、、
焼き上げると

ぷっくら。
このくらい、膨らみます。
もちろんベーキングパウダーの量にも反映されると思うのですが
バターに砂糖を加えてしっかり空気を含ませながら混ぜるとか、
卵を加えたときにしっかり乳化させること(分離させない)
粉混ぜ合わせるときにつやが出るまでしっかり均一に混ぜるとか
すべての工程の結果がここに出るんだと思います。
わたしもまだまだ未熟です。

粗熱が取れたら型から外しています。
私自身、マフィンはキノコ型じゃなくちゃダメ!とは思ってません。
バゲットは穴ぼこだらけが正解だとも、
カンパーニュはクープがパッカリ開いていたほうが美味しいとも限らないのと一緒で
作りての手つきを感じられるような、少しくらい武骨な仕上がりがあったかくて好きです。
もちろん、超個人的な考えです。
どのへんを目指してベイキングをたのしむか、も人それぞれなのが面白いんですもんね!
ただ言えるのは
私みたいなのが、やればやるほどプロっぽくなって、おかしが美しい見た目になるのもなんかツマンナイでしょ?笑
一般的に見て上手になりすぎるより、、
「わたしらしさ」を大事にしていけたらいいな、というのが当面の目標。

どのくらい型に生地をながして、それがどのくらい膨らんでるのか?という質問だったので、マフィンづくりの参考になればうれしいです。
みなさん、お互いお菓子作りを楽しみましょう~!
enjoy!