言葉の意味を微妙に取り違えていた経験っていうのがたまにあって、
そしてその、勘違いしていた自分に気づくことができたとき、
「なんでも知っているつもりでも、まだまだ知らないことがたくさんあるんだよ」
という名言が頭をかすめます。(「おでんくん」より)
思いがけない幸運が舞い込んだこと、を
「棚からぼたもち」というから
ラッキーなことがあると「タナボタ!」なんて思って喜んだりしてました。
例えば、夕食のおかず何にしよう?材料が足りないけど買い物行くのも面倒だなぁ、
なんて時に、
ご近所から思いがけず新鮮な野菜をいただく、、ラッキー!タナボタ!(心の声)てな具合です。
「棚からぼたもちが出てくる」
その様子を私は
コップでも取ろうとたまたま棚を開けたら、
美味しそうなボタモチが入ってたのを発見して、ヤッター!って情景だと思い込んで
今までの人生をやってきていたのですが
本当の意味は
「棚から落ちてきたボタモチが、ちょうど開いていた口に落ちておさまる」
ということだそうです。
難易度、高っっっ!!
棚の中にボタモチがある、そしてちょうど私の口が開いている、そこにスッポリとボタモチが落ちてきて、収まる、という少なくとも三つの幸運、言い換えるとトリプルラッキーが必要なばかりか、さらには「たまたまお腹がすいていた」「甘いものが食べたい気分だった」「あんこ系なら最高だなって気分」などという幾つもの前提が必要ではないか。
近所の人がたまたま野菜をくださったくらいの幸運度では決してかなわない、
あれ?近所の人、よく見たら美形、、!(キュン)とか、さらには、
野菜の包みを開けたらその「近所の人」の電話番号と「こんどお茶でもいかがですか」的なメモが紛れ込んでいるのを発見して初めて
「タナボタ!」くらいの感じです。(近所の人だれだよ)
そこでふと思い出したのですが
この冬の初めに、クリーニングに出してあったコートを着てみたら
ポケットからお気に入りのハンカチが出てきました。
あ、このハンカチ気に入ってたやつ!こんなところにあったのね、タナボタ!
などと思ってた自分も小せぇなぁ~と改めて思うし
(というかそのクリーニング店は変えたほうがいい、おかしい、と複数の方から助言された)
他にも、
年末に大掃除していたら、
去年の節分の時にオットに向けて鬼の形相で投げまくった小袋入りの福豆が、一袋、
テレビ台の下から発掘されました。
こんなところに福豆が!何か月もの時を越えて出てきたー!タナボタ!
などと思った私は間違いなく間違っていました。(食うなよ)
しかしやはり思うのです。
小さなことでラッキー感じられるほうが、やっぱり幸せじゃないかしら?って。
この歳になって、ただでさえモノを食べていて突然むせ返ったりする謎の現象が増えているし、
たまたま開いてた口にボタモチなんて入ってきやがったら もう窒息して死ぬしかないんです。
近所にそんな超絶タイプな人がうろうろしていたら
うっかりノーメイクでゴミ捨てもいけやしないんです。(謎)
棚をあけたら美味しそうなお菓子が入っててラッキー!くらいでちょうどいい。
ラッキーはひとつだけ、それで充分にテンションがあがります。
冷蔵庫開けたらワンデーロール入ってた!ラッキー!って思ってくれる人がいたら、
やっぱり私はとても幸せ。
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