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one day roll

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10日間のパン その51

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フォカッチャ(fato.)
なにって訳じゃないんだけど、なんとなく他人にじっくりと見られることに抵抗がある場所ってのがある。例えば冷蔵庫の中、洋服ダンスの中、週に二回ゴミステーションに出している燃えるごみの袋の中とか。
自分の生活とか、習性とか、普段はしっかり蓋をかぶせて見せないようにしているところを、自分じゃない人に覗かれるのってなんだか恥ずかしい。いや、何があるってわけでもないんですが。
学生のころ一人暮らしをしていたとき、友人の部屋でテレビを観ていたら、ストーカーがゴミ袋をあさって女性の個人情報を知り、というニュースが流れた。
どひゃー気持ち悪い!絶対にゴミ袋見られたくないな。とつぶやく私に 友人が
どうして? ゴミでよかったらどうぞ見てくださいって感じだわ、見られても何も感じない、と言い放った。そうか、人によるのか、とその発言に唖然とした。
まぁ言われてみれば確かにそう。食べたお菓子の袋とか、丸めてポイしたプリントだとか、誰かに見られたところでそれがなんだっていう話で。
しかし今思い出してみても、何も感じないわと言ったその友人は男子にモテモテの美女で、どひゃー見られたくない!とホザいたワタスが、さえないモサっとしたそうでもない女子だったというのがこの話のオチ。自意識過剰万歳。


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さて通販してfato.のパンやドレッシングがたっぷりある間の朝ごはんって言ったら。それはもう幸せでした。
冷蔵庫を開けると右側の扉にこのドレッシングが並んでる。そうだな、そんな冷蔵庫の中は、むしろ誰かにみてほしい。どうだ!っていうね。笑




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はちみつみるくの食ぱん(発酵所)
なんとなく見られたくない、でもう一つ思い出した。
共感してくださる主婦のみなさんいるかしら? スーパーで買い物中の、買い物かごの中身です。
納豆とかお肉とかはともかく、実はヤマザキのパンけっこう買ってますとか、半額シールのついた見切り品とりあえず買ってますとか、うわぁぁぁ!あんまり見られたくない!そんな時にバッタリとレジ前で友人に会って、あーこんにちは、なんて言いながら、今、アンタかごの中に目線落としたでしょ?ひぃぃ見ないで!って。いや、見られてもどうってことないんだけど!(永遠にループ)
学生の時スーパーで買い物をしていたら、同じクラスのハタくんにいき会った。
そのタイミングで私のかごの中に入ってた商品が、たまたま「豚のひき肉とメープルシロップ」で、ハタくんはそれをのぞき込んで、「気持ち悪い組み合わせやね」と広島弁で嫌味を言った。
同じクラスの男の子にかごの中見られただけでもなんとなくイヤだというのに、さらにその内容にまで言及され、いや別にどうってことないんだけど!!なんて思いつつ20年も忘れられないでいる。
どうでもいいことがいつまでも忘れられないって時もあるし、大事なことでもすっかり忘れてしまっていることもある。さてこの日のこのぱんは、はちみつみるくだったかハードトーストだったか、実は忘れてしまっているのだった。(ズコー!)
豚肉とメープルシロップ、同時に使わねぇし。と今頃心の中でハタくんに言い返す。



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シナモンレーズンのベーグル(小春日和)
ハタくんの話には続きがあった。スーパーで会ったのと同じ日だったか別の日だったかよく覚えていないのだけど、夕飯作るから食べに来い、とアパートに呼んでくれたのだ。
あかりちゃんとてっちゃんと自転車でハタくんの部屋へ遊びに行くと、三合炊きの小さな炊飯器にたっぷりご飯を炊いてくれていて、麻婆豆腐が入った大きなフライパンをそのままテーブルに出してくれた。広島のハタくんと、東京のあかりちゃん、岐阜のてっちゃんと群馬のわたし。
今ではお互いの連絡先も知らないくらい、特に仲が良かったわけでもないんだけれど、不思議な組み合わせの四人、みんなで麻婆丼を食べた。すごく美味しくて美味しくて、みんなでおかわりして食べた。
ハタくんの麻婆豆腐は、丸美屋の麻婆豆腐の素にお豆腐を入れただけじゃなくて、豚のひき肉と刻んだネギをたっぷり入れていた。実は私は主婦になっても麻婆豆腐をイチから作ったことがない不精モノでして、必ずマーボの素を使って、ひき肉とネギをたっぷり入れる、ハタくんスタイル。
うちの子どもたちもこれが大好きで、おかわりして食べるのです。もっと美味しい麻婆豆腐の作り方、きっと色々あるだろうけれど、私の中でのナンバーワンは、あの日みんなで食べたあの麻婆豆腐なのだった。
そういえばパントリーに必ず常備されてるなぁ、丸美屋のマーボの素。スキッピィと同じくらい欠かせないでいるみたい。




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パンケーキ
日曜日の朝ごはんにとパンケーキを焼いた。ホットケーキとパンケーキの違いは?と聞かれたらはっきりとはわからないですが(キッパリ)、パンケーキは薄っぺらくてもちもち、ホットケーキは厚めでふんわり、と私的ルール。
レシピはこちら を参考にしました。もちもち、ウマー!オヌヌメです。

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義父がどこかで買ってきてくれた蜂蜜が可愛い。子どもたちがこのクマの顔をみて、「目と鼻、ママがマジックで描いたの?」と聞いてきたけど。いいえ。最初から描いてあったよ。


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くるみのスコーン(SundayBakeShop)、バナーヌショコラ(Olive)などなど。だいぶ前ですが。

バナナって、皮をむいてそのまま、という食べ方をもう何年もしていない。ギリギリまで真っ黒に熟させてお菓子の材料として使うか、あとは刻んでヨーグルトに混ぜたりはするけれど。決して嫌いなわけじゃないし、むしろ好きなんだけどなぁ、バナナ。
私の中で同じようなカテゴリに、「ゆでたまご」の存在がある。殻をむいてそのまま食べる、という食べ方をしなくなった。ゆでたまごを食べるのは、たいていポテトサラダに入ってるやつ。
決して嫌いなわけじゃないんだけどな。ゆでたまご。




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ヴィエノア(satopan)
鈴木亮平が好き、と言い続けていたら、主演舞台のチケットを二枚、オットが手に入れてくれた。
イモウトと二人で観に行くことが決まったのが年末のことで、新しい手帳にはしっかり「鈴木りょう平舞台」と書き込み、スケジュールを確認するたびにニヤニヤと、それはもう楽しみにしていたのだ。
そして当日の朝、ムスコが発熱。
思いっきりの、発熱。ピンポイントで発熱。インフルエンザB判定…。
イモウトに付き合ってもらって赤坂へ亮平さんに会いにいく、というウハウハな予定は、「母と妹が私のおごりで観劇にいく」という、親孝行な娘、そして素敵なお姉ちゃんという思いがけない進路変更を余儀なくされた。へコむ。いやマジで泣ける。
しかし私は親孝行な娘であり素敵なお姉ちゃんなので、「ふたりとも楽しんできてね!!」と(ひきつった)笑顔でチケットを手渡した。
さらに私は愛に溢れた母親でもあるので、亮平さんより我が息子・しょうごさんが大事なのですから、舞台なんてどうでもいいんです。鈴木亮平なんてなぁ、たかが俳優です、長身で知的で、笑顔がさわやかなムキムキ野郎です。(未練ハンパないやん)
「芸能人が出る舞台を初めて観る!」というイモウトはとてもテンションが高く、会場の写メや浮かれたメッセージを、その都度ラインで私に送信してきた。きやがった。うう。


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楽しんでね、感想きかせてよ~?んもー!なんて機嫌よく返信できたのは途中までで、だんだん腹が立ってきて、スタンプしか返せなくなってきた。
舞台はそりゃぁもう感動の嵐だったようで、母もイモウトもすっかり大満足。そして一番ムカついたのが「鈴木亮平って素敵でしょ!?」という私に対し、「まぁまぁかナ?」と呟いた実母。てめぇ。(コラ)
チケットと引き換えにイモウトにもらったミルククリームをサンドしたヴィエノアというパン。これがもう絶品でおねえちゃんペロリだったぞ。あと二回くらいパン焼いてくれたら、許してやる。違




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ピザベーグル(Dailys Muffin)
息子のインフルエンザにひやっとさせられたけど、結局家族のだれにも感染せず、無事に回復してまた登校できるようになり一安心。
特にオットはインフルエンザになると仕事に支障がでるから、と一番用心しており、寝室を別にするなど、息子との接触を可能な限り避けていた。しかしとにかく花粉症で常に鼻が洪水状態である彼、インフルエンザのウィルスも入りこむ隙がないんじゃないか?などと思ってしまう。
大きなピザベーグルは隣で鼻をすするオットと半分こ。おいしい?と聞くとたいてい「美味しい!」と答えるオットは
「うまい!鼻が詰まって味がよくわからないけど」と言っていた。



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角食(わざわざ)
近所のかわいいママさんが、「お取り寄せしたので良かったら、」とわざわざの食パンをおすそ分けしてくださった。このブログを見てくれているらしく、「パン好きさんですよね」とも言われた。
ブログを書いているってこういうことで、私は彼女のことをよく知らないけれど、彼女は私のことを多少知っているんだな、と思うと恥ずかしい。ご近所さんだし。
思いがけず美味しいパンを貰って嬉しくて、「わざわざさん行ったことあります!」とか「このパンは角に穴が開いてるんですよね!」なんて玄関先でべらべらと喋ってしまった。思い出してまた恥ずかしい。
仲良くなれたらいいなぁと思う。お茶でも誘ってみようかな。食パンのお礼はなににしようかな。何が好きなんだろう?好きな食べ物、なんだろう? ブログでも書いていてくれれば、わかるのに。




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角食(わざわざ)
父の育てた芽キャベツも、おばさんお手製のマーマレードも、いただくことがなかったら、敢えて自分から買ったりはしなかっただろうな、と思う。食べてみたら美味しかった!っていうやつ。
誰かに教えてもらって、世界が広がることってこういうことなんだ、とお皿の上に気づかされる。
自分になにが必要か。
無駄のないように見極めて進むことは、早くゴールするためには確かに重要なのかもしれないけれど、一方で、寄り道してみてわかることって必ずある。心に余裕がないと、寄り道さえも、できないんだけれども。




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ミニクロワッサン二種類(ドンク)
アイシングクッキーをつくりたい!という小学校五年生女子が四人我が家にやってきて、みんなでクッキーにお絵かきをした。みんな素直で可愛くて、夢中になってアイシング。時間ってあっという間だね、楽しかった!という感想がきけてうれしかった。
お迎えにいらしたママさんにいただいたクロワッサン。小さくてほんのり甘く、女子が好きなかわいいパン。美味しかったなぁ。ごちそうさまでした。
そういえば帰り際、「お菓子作りしたくなったら、またみんなでやろうね」と言うと「お菓子ならなんでも作れるんですか?」と質問が。
小学生女子のキラキラした眼差しに応えるがごとく、「うん、まぁ。たぶんね!」と思わず即答させていただきましたが、すいません嘘なんですぅぅぅ!苦手なお菓子もあるんですぅぅぅ!マカロンとか、マシュマロとか、シュークリームが苦手なんですぅぅぅ!! きみたちもう高学年なんだから、その辺の空気は読んでくださいね。(どんなお願いだ)





by naoroll | 2016-03-13 22:39 | パン
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